法人名義で車庫証明を初めて申請する人のための超やさしいガイド|必要書類・手順・注意点まで丸わかり

2025年11月30日

法人名義の車庫証明とは?個人申請との違いもやさしく説明

法人名義で車庫証明(正式名称:自動車保管場所証明書)を申請すると聞くと、「なんだかむずかしそう…」と思う人も多いです。でも、実はやること自体は個人の車と大きく変わりません。ここでは分かりやすく、法人申請の大事なポイントを解説します。

そもそも車庫証明が必要な理由

車庫証明は、「この車を置く場所があります」ということを警察に伝える書類です。
理由はとてもシンプルで、次のような目的があります。

  • 道路に車があふれないようにする

  • 交通を安全に保つ

  • 車の管理者をはっきりさせる

つまり、「車を持つなら、ちゃんと置く場所を確保してね」という約束です。

法人名義で車庫証明を出すときの特徴

個人とはこんな点が違います。

  • 車の使用者が「会社」になる

  • 会社の住所を証明する書類が必要

  • 社員が代理で申請することもOK

難しそうに見えますが、ポイントさえ分かれば迷いません。


法人が車庫証明を取るために準備するもの(初心者でも簡単)

法人名義で車庫証明を取るときに最初にやるべきことは「準備」です。
準備をきちんとしておくと、申請がスムーズに進みます。

① 使用の本拠の位置を確認する

「使用の本拠」とは、その車を主に使う場所のことです。

  • 本社

  • 支店

  • 営業所

  • 倉庫

などが該当します。

② 車庫(保管場所)の位置を決める

車庫は次のどちらかです。

  • 自社の土地に置く場合

  • 月極駐車場を借りる場合

どちらでも問題ありませんが、警察が「本当にここに停められるのか」を確認します。

③ 車庫が使えることの証明が必要

車庫の種類によって必要な書類が変わります。

  • 自社の敷地 → 自認書

  • 月極駐車場 → 使用承諾証明書(駐車場の管理者に書いてもらう)

ここは法人申請でよくつまずく部分なので、早めに確認しておきましょう。


法人名義の車庫証明に必要な書類一覧(わかりやすく紹介)

法人申請で必要なのは次の書類です。

① 自動車保管場所証明申請書

いわゆる「車庫証明のメイン書類」です。

② 保管場所の所在図・配置図

車庫の場所と、車を置くスペースがわかる地図です。
インターネットの地図や手書きでもOK。
ただし、道路の幅や建物の位置も描く必要があります。

③ 使用権原書類(使用承諾書 or 自認書)

車庫を使っていいことを証明する大切な書類です。

④ 法人の所在地を証明する書類(登記事項証明書)

会社の住所や内容が本当にあるかを確認するために必要です。


法人名義の車庫証明の申請手順をやさしく解説(初心者向け)

ここでは、初めてでも迷わないように、わかりやすく手順を説明します。

STEP1:駐車場を確保し、必要書類を準備する

まずは車を置く場所を決め、書類をそろえます。

STEP2:警察署の交通課で申請する

車庫の場所を管轄している警察署に行きます。

  • 書類提出

  • 手数料の支払い

  • 不備があればその場で修正

これだけです。

STEP3:審査期間を待つ(3〜7日ほど)

警察が実際に車庫の場所を確認します。

STEP4:車庫証明の受け取り

もう一度警察署に行き、証明書とステッカーを受け取ります。

STEP5:車両登録へ(ディーラー or 自社)

最後に、車を正式に登録して完了です。


法人車庫証明の費用はいくら?(わかりやすく解説)

車庫証明には次の費用がかかります。

申請手数料(2,000〜3,000円前後)

都道府県によって少し変わります。


法人が車庫証明を申請する際のよくある失敗と対策

法人申請では、よくあるつまずきポイントがあります。
事前に知っておくと、時間をムダにしません。

会社の住所と車庫の場所が合っていない

会社の住所と、実際に車を使う場所が違うと認められない場合があります。
→ 「使用の本拠」を正しく設定すればOK。

配置図が雑で警察に書き直しを求められる

道路の幅が書いていなかったり、建物の形が違っていたりするとNG。
→ Googleマップを印刷し、線を引くと簡単です。

月極駐車場の承諾書が古い

3年以上前の書類を持ってくる人がいます。
→ 必ず最新日付で作ってもらいましょう。

法人の登記事項証明書の住所が古い

引っ越し後に変更していない会社も多いです。
→ 法務局で最新のものを取得すれば解決。


ディーラーに頼むか、自社で申請するか?わかりやすく比較

車庫証明は自社でやることもできますが、ディーラーに依頼する方法もあります。

自社申請のメリット・デメリット

メリット
・費用が安い
・手続きの内容を理解できる

デメリット
・担当者の時間が取られる
・書類の不備が起きやすい

ディーラーに任せるメリット・デメリット

メリット
・全部おまかせで楽
・書類ミスがほぼゼロ

デメリット
・代行費用がかかる(5,000〜20,000円ほど)

結局どっちがおすすめ?

忙しい企業はディーラー
コストを節約したい会社は自社
という分け方が一般的です。


初めての担当者が使える法人車庫証明チェックリスト

書類チェック

  • 申請書

  • 配置図

  • 使用承諾書または自認書

  • 登記事項証明書

  • 所在証明書(印鑑証明のコピー等)

現地チェック

  • 車がしっかり入る広さか

  • 出入口の幅は十分か

  • 近所の迷惑にならないか

提出前チェック

  • 書類の住所が一致しているか

  • 日付が正しいか


まとめ|法人の車庫証明は流れを知っていれば意外と簡単!

法人名義で車庫証明を申請するのは、最初こそむずかしそうに見えますが、実はやることはとてもシンプルです。

  • 車を置く場所を決める

  • 必要書類をそろえる

  • 警察署で申請して受け取る

この流れを理解していれば、担当者が初めてでもスムーズに進みます。
この記事を読みながら進めれば、法人でも迷うことはありません。

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  • 070-5578-6428